「体験しなければ分からない」が加速する世界


突然箇条書きで始めてしまいましたが、これらは昨年12月から触れ始めて、私にとって特に影響の大きかったサービスや製品達です。
もちろん、多くの人への影響度も計り知れない程あり、ビジネス全体だけでなく、社会全体をも変えて来ています。


これらに共通して言えるのは、『説明してもあまり伝わらず、継続した体験によって初めて理解出来る。』という事ではないでしょうか。


何にでも知る、分かる、行動する、理解する、というのは共通していて、大体は初めて知った物事だとしても、自分の経験を元に「あぁ、これはこういうものなんだな」と頭の中で繋げていく事が出来ます。
だから経験豊かな人ほど、理解力は高くなります。
その為、体力などは年齢と共に反比例していきますが、逆に理解力は高くなっていくというデータを見た事があります。
同時に経験から物事を理解していく思考方法に長けていく。


しかし上記のサービスなどは過去の経験からでは理解し難く、畑違いとはいえ同じIT業界に10年以上いる私でも、これらのサービスや商品がなにものなのか、体験するまでよく分かりませんでした。
iPhoneも使い始めてすぐに、「なぜもっと早く手に入れなかったんだろう」と思う程だったのに、使うまではそこまでのものとは考えてもいなかったんです。
ザウルスやPDAiPodも使ってきたという経験から、iPhoneを買うまでもないと判断していたのでしょう。


今、率直に思うのは、過去の経験から理解しようとしても無理な事で、とにかく実践する人達が新しい仕組みを取り入れ、活用し、生み出し、それはもう凄い勢いで世界が変わり、あっという間に取り残されていくというだろうという事です。


いくら周囲が「これはいいよ!」と言っていても、「でもこのサービスは使いづらそうだ」と否定的な判断してばかりいると、後で「最初からそっちにしておけばよかった。。」などと遠回りする事にもなります。


だからといって何でも試す訳にも行かない。
ビジネスなら時間も人手も資金も有限なので、何でもという訳にはいきません。
利用者側としてもお金がかかって仕方がありません。


そこで、「この人だ!」と思える専門家を見つけ出し、その人のオススメなどの中から選択したり、考えを指標とするようにしています。
当然自分の意思はとても大事ですが、専門家(じゃなくてもいいんですが)も自分が選んだ人ですから、守破離に沿ってまずは真似るのが一番だと考えます。


ちなみにこういったその道の専門家などが導いていくのがキュレーションというものなんだと思います。(伝えていく人はキュレーター)


今は新しいものを自分で行動して体験していく必要性が高くなっていますが、闇雲に動くのではなく、まずは先生役を如何に見付けられるかがキーポイントではないでしょうか。


まぁ、とんでもないスピードで試しまくってフィードバックを得るような、トライアンドエラーの鬼になるという手もありますが、私はそこまで強くもないので、凄い人達から得た選択肢の中でなんとか頑張ろうと思います。笑