独断と偏見

独断:他人の考えを聞かずに、自分一人の考えだけで物事を決めること。

偏見:かたよった見方。客観的根拠がないのに、特定の個人・集団などに対して抱く非好意的な意見や判断、またそれにともなう感情。


「これからはパソコンの時代だ!」


1996年、「早く社会人になりたい」と思っていた私は、専門学校へ行かせてもらいました。
授業は高校までと違って専門的で、「仕事で役に立ちそうだ」と思え、それなりに楽しいものでした。


しかし就職活動において、学校側は就職活動については一切触れず、担任からは否定的な言葉を投げかけられ、専門学校というものに"無責任"というレッテルを貼っていました。
私にとっては社会人になる目的があって入学していたからです。



そして10年後、新宿西口の一等地に、何やらでかい建物が建ち始めているのに気づきました。


そして昨年、新宿西口の目の前に「東京モード学園」の大きな建物が建ちました。


「また凄いのが建ったなぁ。」


デザイン関係の学校は凄く高い授業料がかかるというのを聞いていたので、
「これだけの建物を建てられるくらい利益が出てるなら、授業料安くしてもっと多くの人が入り易くすればいいのに」
と思っていました。


私の中では、「専門学校=無責任」というイメージを拭い切れていなかったのでしょう。
とりあえず授業は仕事だし教える事は教えるけど、就職したいならすればいいし、好きにすればいいんじゃない。
そんな先生のイメージが浮かんでいました。


しかしその後、モード学園が紹介されているテレビ番組を見て、その考えが一転します。

カンブリア宮殿の番組で、学長の谷まさるさんがその想いを話しながら紹介されていました。


テレビの中で生徒が授業を受けているシーンは、私がイメージしていたものとは全く別世界だったんです。
勉強・授業というには言葉が合わない様相で、生徒達は夜まで残り、帰宅後も深夜まで課題に取り組んでいます。


その様は、正に仕事をしている社会人そのものでした。
生徒達は「やらされている」という感じではなく、1人1人、真剣に向き合っているように見えます。
実際、企業の本物の商品開発プロジェクトに携わったりしながら、スキルだけでなく社会人としての責任感や仕事の仕方、チームワークなどを学ぶ場もあります。


谷さんや生徒達の姿を見て、その想いも中身も、何も知らないで勝手にイメージを持っていた事がとても恥ずかしくなりました。
それと共に、見ている私も活力をいただきました。


自分の視点だけで相手の言動を判断してしまう事は多々あります。
もっと相手を尊重して受け入れられるようになっていきたいと思います。


最後に、これも想いが制度まで一貫されてるなと感じた内容を抜粋させていただきます。

「完全就職保証制度」
卒業時に就職が決まっていない場合、学費免除で就職が決定するまで勉学でき、徹底した就職支援を学校が行う。「そんなことしたら潰れてしまうぞ!」との競合校からの声もあったが、マンツーマンの就職指導で卒業までにほぼ100%の学生が就職を決めるという。さらに就職した後も助けてくれる「15年間就職保証制度」も。