未来・強み:コンテンツとしてのテレビ
※この記事は自分で考えて書く事を重視して、あえて書くときはあまりネット検索しないで書いています。
漠然としたテーマですが、最近よく思うので「テレビ」という物について。
そもそも、テレビって、なんでしょう?
家電としてのテレビという物体でしょうか?
最近はパソコンでも観れますし、携帯やカーナビでも観られますので、定義としては曖昧です。
では番組そのものでしょうか?
こちらもYouTubeやニコニコ動画、Gyaoなど多くの番組が存在しています。
しかし、それらはテレビとは言いません。
とはいえ、それもDVDなどになると、テレビとは言いません。
これは時代が変わってきているからでしょうね。
昔はテレビという物体を見る=テレビ局が作った番組を観るという図式が成り立っていましたが、今は=ではないので。
まぁともかく、テレビ局が作った番組(コンテンツ)が一番近そうです。
このテレビ番組というものは、本当によく出来ていると、観ればみる程感心してしまいます。
他の伝達方法としては、本などがありますが、これはほぼ文字だけで伝える、最もシンプルな方法です。
文字から自分でイメージして読んでいきます。
そこに挿絵などがあると、文字と絵で更にイメージがし易くなります。
ここまでは、あくまで視覚のみ。
ラジオや声だけの場合は音だけ、聴覚のみ。
この両方、視覚と聴覚を使っているのが、動画・テレビです。
静止画と音という組み合わせもありますが、動画と音の方が、臨場感があり、より伝わり易くなります。
その中でも、やはり数十年の歴史の中で培われたテレビ局(実際には制作会社)のノウハウは凄い。
映像の見せ方、音楽の使い方、タイミング、間の使い方、ストーリーの魅せ方など技術面もさることながら、
時には専門家以上の力を発揮する情報収集能力、
たえず生み出される企画力、
あっという間に世間に広められるブランディング力、
とにかく全てが凄いですね。
ガイアの夜明けやカンブリア宮殿なども、よくこれだけの企業を発見できるなと思います。
私がNHKに出させてもらった時、たかが3分くらいの為に2日間(一緒にいたのは6時間くらい)も撮影して、それを編集していた事を考えると、番組1つ作るにはどれだけの労力が必要なんでしょう?
テレビで普通に流れているような、画面に出てくる帯とか吹き出し一つでも、デザインしたりタイミングにあわせて表示させる編集をしたりと、多くの作業が必要です。
1つの番組を作るのに、一体どれだけのノウハウがつまっているんでしょう?
今はテレビ離れとか言われる事もありますが、このノウハウはそう簡単に真似できるレベルではありませんね。
コンテンツはいつも求められるものなので、配給方法が変わったとしても、この強みはずっと生きるはず。
既に物理的な制限もなくなってきて、今後は言語の壁も低くなります。
企業などでも番組(コンテンツ)制作は重要視されています。
この強みを生かせる場面は、今まで以上に幅広くあると感じています。