世界一の企業 MANI(マニー)

MANIという企業、ご存知でしょうか?
私は今まで知りませんでした。


マニー株式会社は、医療機器に特化した開発・製造・販売を行う企業です。
昭和34年に設立された、栃木県では有名な300名程の会社です。


この会社は何がスゴイかというと、「世界一以外目指さない」という事に対して、どこまでも徹底している所です。
その一部をご紹介します。

【高営業利益率体制の仕組み(強み)】
・海外生産で高品質をより安く作る
・長期の改善活動で世界1の品質(長寿命製品+固有技術)
・世界のすみずみへ販売(世界1の品質+英語)
トレードオフ(何をやらないか)を明確に
 1.医療機器以外はやらない
 2.保有技術の無い製品はやらない
 3.世界1の品質以外は目指さない
 4.ニッチ市場(世界1,000億円以下)以外やらない
 5.世界中に販売できないものはやらない

世界一が基準なので、英語は必須。
3の「世界1の品質以外は目指さない」に対しての活動が、半端じゃない。


販売した製品がその時点で世界一でも、安穏とはしていられません。
周りはすぐに改善して追いつき、追い越されてしまいます。
そこで、実際にその製品を使うお客様である医師に直接、使い心地をヒヤリングしに行きます。


医師が使う製品は、直接患者の体に接する、最新の注意を払う物(眼球用のメスとか!)だから、
医師は物凄く細かい要望を出してきます。
人命が関わるので、妥協は許されません。


ヒヤリングするMANIの担当者も、真剣そのもの。
世界一だったとしても、医師の要望を真摯に聞き入れ、改善、改善を繰り返します。


医師は「他社製品を使っていましたが、一度MANIを使うと他には移れなくなる」と言います。
ヒヤリングの姿勢が、それを象徴していますね。


しかしそれだけでは、当然、世界一を継続出来ているとは言えない。
そこでMANIでは定期的に、他社製品と自社製品を、様々な視点から点数を付けて、判断します。
またそれも半端じゃない。


判断するのは幹部社員達。調査担当者が幹部たちにプレゼンします。


担当者が、世界一の製品の理由を調査結果と共に説明しても、もしこの幹部全員から満場一致で「これなら世界一だ」と認められなかった場合、その製品は即、販売中止にするそうです。
しかもその判断が甘くない。幹部社員からの執拗なまでの質問、突っ込みが担当者に矢継ぎ早に入ります。
幹部社員も、担当者も、真剣そのもの。


普通、2位と(それも厳しいとはいえ自社基準で)判断されたとしても、販売停止などしません。
十分いい製品だし、何より売上が大幅に減る事も分かっていますから。
それでも世界一でないと、躊躇無く販売中止。


なぜそこまでするのか?


MANIの企業理念にはこうあります。

患者のためになり、医師の役に立つ製品の開発、生産、提供を通して
世界の人々の幸福に貢献する。


そして会長はごく当たり前のように言います。
「うちの商品が世界一じゃなかったら、他社の製品をすすめますよ。だって、患者さんと医師(お客さん)の為にならないでしょ?」


理念も行動も体制も発言も、全てに筋が通っていて、一貫しています。


そんなMANIも失敗はあり、そこから学んだ事が、上記のトレードオフ(何をやらないか)に繋がっています。


MANIは知る人ぞ知る企業だというのは、1つの分野に特化しているからですね。
徹底したNo1を追求し続けている、お客様を大事に考えているというのは、ランチェスター経営の通りですね。


追求している姿が、とても魅力的です。
あぁ、学ぶべき点が多すぎる。。(笑)


人生計画その後

全脳思考で作った人生計画が、10年計画へと変わりました。
そこから、第一ステップまでの行動計画を立てていた所、以下のような課題が出来ました。

A 自身の才能とスタイルの確立
B クラウドワークスタイルの確立
C 小さな企業の戦略・戦術の学習
D 全脳思考、マインドマップフォトリーディングを身につける
E 英語力を身につける
F ストーリーテイリングの学習と実践
G 情報処理(in/out)スキルの向上

Cの戦略以外は1年で基礎くらいは身につけたいなぁ〜と、とんでもない事を考えてみたり。


更に10年後までを考えていくと、今はとにかくトライアンドエラーが必要なので、
昨年末から始めた物を含めた、100の活動を行うという計画を立てました。
その中から、1割でも上手い事進めば御の字という事で。


その1つ、ブログ記事に卓越した事例を調べて、度々載せてみるというのをやっていこうと思い、本日の記事にしました。
今は自由時間も限られているし、最初は精度も低いでしょうが、続けて行きたいと思います。