iPhoneとの出会いが私の人生を変えた-1

年始にiPhoneを手にした頃から、全く門外漢だったWebやモバイルの世界を調べ始め、ちょうど半年が経ちました。

当初の私はこんなでした。

iPhone?何をそんなに騒いでるんだろう。」
twitter?今何してるとかっていうのでしょ。要はチャットだよね、興味ないなぁ。」
クラウド?なんだっけそれ?」
Gmail?スターとかよくわからないし、一部のWeb関係の人達が使ってるだけでしょう。検索ならGoogleデスクトップで検索すればいいよ。」
「周りでそんな話出ないし、一部の最先端好きな人達のものだろう。」


今思えば我ながら何にも分かっていなかったし、上記のような事すら考えすらしていませんでした。
今日の記事は、これまで調べたり試してきた考えのまとめです。


まだ調べ始めた段階で何も出来ていませんが、この道に身を置き、サービスを創造していくと決めたので、恥ずかしながら頭の中を少し整理する為にも書き始めました。
1日で書けるものではない事にも途中で気付き、まとまりもないのですが、いい機会なので時間内で書けるだけ書こうと思います。


とはいうものの、いざ記事を書いていると、構成がなかなかまとまらない。
何故だろう?と考えてみたところ、あまりにも影響範囲が広いからだと気づきました。


タイトルにも掲げたiPhoneはツールです。道具であり手段です。
ですがそのツールから見えてきた世界は、私の今後の人生の方向性を大きく変えるのに十分過ぎました。


iPhoneそのものの使い勝手やデザイン性、ユーザーエクスペリエンスは卓越していて、それも大変重要な要素ではありますが、その話はキリが無いので今はあまり触れないようにしたいと思います。


iPhoneはこれまで個人が常に持ち歩くようになった最初のコンピュータである携帯(いわゆるガラ携)を、閉じた世界から開かれた世界へと導いてくれました。
ガラ携では、どんなに頑張っても「便利な携帯」「高機能な携帯」の域から脱せないでしょう。


情報革命の最たる要素は、インターネットにあります。
インターネットは基本的にオープンな世界です。
iPhoneはそのインターネットと個人とを常につなげる役割として大きな役割を果たしており、日々その重要度は増しています。


スマートフォンは「人とインターネットをつなぐデバイス」であり、インターネットの先にあるのは、人であり、物であり、サービスです。
人がいつでもどこでもインターネットと繋がるという事は、いつでもどこでもその先にある人や物やサービスと繋がるという事でもあります。
iPhoneのドミノピザなどもいい例かもしれません。


これまではパソコン中心、自宅中心に展開されていましたが、これからは人が常備しているモバイル中心の世界になっていきます。(モバイルが必ずしもスマートフォンだけとは限らない)


インターネット(とコンピュータ)によって、場所・時間・組織・言語などを超えてきましたが、スマートフォンの登場でそれがリアルタイムの域にまで達してきています。
スマートフォンが常に携帯されるデバイスで、数秒〜数分という短い隙間時間でもすぐに使う事が可能になったからです。


例えば「現在地を見たい」と思えば、マップを開きボタン一つ押せば、あっという間にGPSで現在地を調べ、インターネットで詳細地図を表示できます。これに要する時間は数秒で、立ったままポケットから取り出して操作出来ます。
この動作はどう考えてもパソコンには向いていません。


こういったマップ機能などは、殆どがネット上に存在するデータと、ネット上に存在するクラウドサービスで実現されています。他のGoogleのサービスも、twitterも、facebookも、ネット上に存在しており、データもネット上にあります。


処理するのもネット上のどこかにあるサーバーで行われ、私たちはそのサーバーがどこにあるかは知りませんし、知る必要もありません。
Googleはそのサーバーを世界中で配置しており、「太陽が当たっている国では充電をしながら休ませ」、「太陽の当たっていない国のサーバーで処理をさせる」という途方も無い事を実現させようとしています。


先程も書いた通り、クラウドサービスを利用するのにサーバーがどの国にあろうとも関係ありません。
夜に稼働させれば涼しいので冷却効果もあります。
これは処理だけにとどまらず、データセンターやバックアップ環境なども同様に言えます。
この流れは今、コンシューマ向けだけでなく、企業、それも大企業にまで来ています。


Office製品のようなアプリもクラウド化している今、特定のパソコンを必要とするアプリケーションは限られたものになってきました。
詳細は過去の記事で書いていますが、これまで実際に使ってみたDropboxEvernoteなどは、自宅や職場のパソコンでも、iPhoneでも、iPadでも、同じデータを同じように扱う事が出来ます。
Googleドキュメントを利用すれば、表計算やドキュメントなども作成出来て、ファイルはどこからでも、誰とでも共有する事も出来ます。使い勝手はまだOfficeなどの方が上だと思いますが、日々進化しているのでそれも時間の問題かもしれません。


そして最も大きな変化を起こしていると思われるのがSNSソーシャルネットワーキングサービス)です。


SNStwitterfacebookfoursquareskypeなど多数存在します。
とても書ききれませんが、ブランディングやメディア、個人の働き方などにも多大な影響を与えています。


その中の1つであるtwitterによって、「今この瞬間、世界で何が起きているのか?」が分かるようになりました。
最近では宇宙から野口さんがtwitterを使っていたので、地球すら出ていますね。


twitterが「相手が何してるか?」を知るだけのツールだと思っていましたが、本質はそこには無いという事が、使ってみて初めて気づきました。


twitterは人と人をつなげ、情報をリアルタイムに流通させています。
そのうち、物からのツイートも登場してくるでしょう。もうあるかもしれませんが、外にあるセンサーで温度や湿度、天気などを自動的にツイートしてくれたり、自宅のインターフォンを鳴らされたら誰か来たとか、色々考えられます。


最近は孫正義さんなど著名な人が多くの人と接しています。誰からでも、話しかける事ができます。
地震速報や天気なども、テレビよりもtwitterで先に知るという事も、もう珍しくありません。
これは世界中にいる個人個人がメディアとなって情報を発信しているからであり、スマートフォンのようにリアルタイム性があるからです。


マスメディアについてはそれ程の興味は無いのですが、テレビという概念そのものはコンテンツとして残っていくのは確実で、無くなる事は絶対に無いでしょう。ただ、テレビ局はどうかはわかりません。
YoutubeUstreamなどによって、テレビ局ではなく一個人でも作れるようになっています。
ここではテレビ局のようにスポンサーや資本の関係上の縛りなどもなく、CMや放送時間などの制限もなく、非常に多くの番組が放送されています。
しかし、制作会社やプロの俳優などが作ったコンテンツは質が違います。
いい内容で質の高いコンテンツは、やはりプロが作ったものだと思います。


それでもメディアは「何を語るか」「何を伝えるか」から、
「誰が語るか」「誰が伝えるか」という方向に進んでいるようです。


このようなものにiPhoneから始まり触れていく中で、私は次第にとんでもない変化が起きて来ているのだと感じ始めました。
変化の好きな私にとってこういう状態はワクワクしてくるし、何かこの変化の中で凄い事をやってみたいと思うようになりました。


全くまとまっていない文章になってしまい、書きたい事も殆ど書けていませんが、今の私が数時間で書けるのは、このくらいのレベルだという事もわかりました。


まだ続きがあるので、明日にしたいと思います。
明日は最も影響が大きそうなFacebookなどについて書きたいと思います。