iPhoneとの出会いが私の人生を変えた-2

昨日の続きです。
今、最も関心があるのはソーシャルネットワーキングですが、その中でもこれから大きな変化を引き起こすと思われるFacebookを中心とした内容です。


日本では使われるか?などという記事も見ますし、私自身、以前の記事で書いた通り、実名を使うのはかなりの抵抗がありましたが、今起きている事を見ていった時に、答えはおのずとハッキリしました。


Facebookは元々学生が作ったサービスで、アカウント情報には本名だけでなく、連絡先や住所、経歴、学歴や趣味まで含まれており、設定により友人や、友人の友人ならその情報を見る事も可能です。


Facebookの機能など細かい事はひとまず置いておき、まずはこの驚異的な利用者数を見たいと思います。

2008年12月 1.4億人
2009年4月 2.0億人
2009年7月 2.5億人
現在    5.0億人


5億人という数字自体も驚きですが、注目すべきはこの1年で2倍になっているという事です。
更にFacebookは今後、中国や日本に注力していき10億ユーザーを目指しています。
現在の状況を見ていると、十分達成されると思われる数字です。


前述の通り、Facebookは本名を使い、既知の友人との交流にも使われるという特徴からも、偽装アカウントや複数アカウントはあまり無い筈です。


さて、以下は2009年度の世界の人口データのトップ10です。

世界 (人口)   68.3億人

                                                        • -

1 中国    13.5億人
2 インド   12.0億人
3 アメリカ   3.2億人
4 インドネシア  2.3億人
5 ブラジル    1.9億人
6 パキスタン   1.8億人
7 バングラデシュ 1.6億人
8 ナイジェリア 1.5億人
9 ロシア    1.4億人
10 日本    1.3億人


見ての通り、Facebookの利用者数は国別人口と比較すると世界で三番目となります。
これからの伸びしろを考えると、国家以上の人数になる可能性は大きいです。


国とサービスの人数を単純に比較するのもナンセンスかもしれませんが、Facebook上にはこの人数分の本名や連絡先などが存在しています。
国が管理するのは戸籍など家族との関係や出生など限られていますが、Facebookでは趣味や特技、経歴や交友関係、日々の行動にまで及びます。


Facebookには個人の価値観の似た人や、友人の友人などを「友人候補」として表示する機能があり、この機能の他にもtwitter・ブログ・実世界なども通じて、5億人の人同士が繋がり合う世界が始まっています。


この世界を凄いと思ったり、怖いと思ったり、人それぞれだと思います。
・個人情報は大丈夫なのか?
・悪用されるのではないか?
・考えもしなかった問題が起こるんじゃないのか?


私もそんな事を少し考えてしまいますが、今は全てがオープンな世界へと変貌してきています。
過去のように情報で組織を区切ったり、より情報を持っている人物が強いという世界ではなくなってきています。


これは時代の流れと共に、私達自身もオープンになる必要が出てきたのだと感じています。
やってきた事、思っている事、好きな事、嫌いな事、今している事、失敗した事、成功した事、弱い所、強い所。
オープンであれば、このFacebooktwitterなども実名で活動する事はそれ程負担には感じないのではないでしょうか。


そのような世界が5億人が受け入れられており、その社会の中では価値観をベースとした新しいコミュニティーが国も組織も立場も関係なく、個人と個人の間で形成されてきています。


同じ価値観を持つ者同士が集まる、いわばネット民主主義です。
体は瞬時に移動できないので、物理的な制限というのは依然強いので国というものは今後も残っていくとは思いますが、それを超越したコミュニティーが国のような存在で出来てもおかしくありません。


Facebookでは、ブログの記事やニュース記事、商品やサービスなど、気に入ったページをいいね!と意思表示する事が出来ます。
あちこちで気に入った物事を意思表示していくと、周りにも同じような人達が集まってきます。


そして、似た価値観を持つ人や、興味のある人がいいね!と思った事は、自分の興味に近い可能性が非常に高くなります。

Googleの検索は非常によく出来ていますが、ネット全体から検索するので、自分の趣味趣向などは加味されていません。
大量の情報の中で、欲しいと思う情報を探すのは日に日に困難になってきています。

私の場合、今はまだtwitterだけですが同じような事をしています。
最近は特定の人が紹介している厳選されたものと、はてブが情報源になっています。
今後はFacebookが中心になっていくと思います。


明日に続けます。