偉業に刺激される

とうとうイチローが10年連続の200安打を達成しましたね。凄い!!!
シーズン最多安打や200安打の凄さというのは、私には記録上でしか分かりません。
どれ程の苦労の元にここまで来ているのかなど、ニュースやドキュメンタリーで知ったとしても、同じ努力をしている人でなければ分かるはずもなし。


大概、一般人的な感覚からすると、その努力というのはあまり見られない(見ようとしない?)のが常。
表向きな華やかさ(非日常的な事柄)に目が集まり、テレビは「成功、その後の大きな挫折、そして大きな成功」といったようなストーリー性のあるものが好まれて放映されます。


テレビで見ていると、大変なシーンではいかにも辛そうな表情をした役者さんと共に、暗めの音楽が流れています。
テレビだとここから、「そしてこの状態が2年続いた。いつまでもこんな状態が続く訳がない。いつ辞めてしまおうかと悩み続けた。これで最後にしようかと思った、その年・・・」といったナレーションと共に、復活劇が始まります。


視聴側からすると、凄くダイナミックな日々を送っているかのように見えるし、こちらも見ていて楽しいのですが、現実の世界はそんなでは絶対にない。


辛い時に感傷に浸るような音楽は流れていないし、むしろ周りは賑やかで笑い声がたくさん聞こえてくる時すらある。
テレビでは数分とかで流される辛い状態というのは、至って日常的な日々(その日常が一般人的ではないにしても、本人にとっては日常的)の中で、思い、悩み続けながら、努力している。
そういう時でも同じように努力(行動)を続けられるというのは半端な事ではない。


イチロー選手の場合、そういった普段見えない裏の努力すらも、私のような一般人にさえ感じさせているというのが、とても凄いと思う。
徹底した健康管理や、日々の練習の積み重ねなど、愚直なまでに徹底したプロ意識は、多くの人に知れ渡っている。


一体、どれ程の努力をしているのだろう?
どれだけの壁を乗り越えて来たのだろう?
努力と成績(成長?)、両方を継続出来る人というのはなかなかいない。


孫さんなどもそうだけど、努力の基準が違うんですね。
しかもその努力は、成果に結びつける為の努力であって、ただ頑張るだけじゃないところが凄い。


他人事のように言っていますが、負けず嫌いな私はこういった偉業を聞くと、必ず何に対してかわけの分からない対抗意識が出てきます。
なんで自分が偉業を成し遂げてないのかと。笑


こういった見本となる人たちを見習いながら、更に励もうと思った次第です。