Androidが本格的に展開され始めて思う事

予定通りこの冬モデルから、一気にAndroid端末が登場してきましたね。
Appleバイスと違って、Androidはどのメーカーでも自由に発売出来るとあって、こぞって日本メーカーも含めて出し始めています。


広義で言えば、Androidは非常に多くの端末の中に入ってきて、普及するのは間違いないでしょう。
私の場合、一番求めているのはモバイルSuicaなのですが、Androidなら日本のメーカーが作れるので対応してもらえそうです。


私自身、今はiOSの開発を始めていますが、Android向けの開発も行います。
元を辿ればクラウドサービスありきで考えているので、どちらも重要です。


ではスマートフォンAndroidに決まりか?といえば、それはまた別問題。
iPhoneApple社がOSから製品・サービスまで、一貫した思想の元で提供しているものです。
しかしAndroidGoogleが作り、それを元に各種メーカーがそれぞれの端末専用のシステムと端末を作っています。


その為、Androidがバージョンアップすると、メーカー側はそれぞれの端末用に作ったシステムを、
新しいAndroidを元に開発しなければいけません。
そうなってくると、メーカーは端末を販売すればするほど、Androidがバージョンアップする度に
開発していく必要が出てきます。


しかし開発してくれないと、Googleが新しいAndroidで凄い事が出来るようにしても、その機能は利用者は使えません。


継続的に収益が上がるのは通信回線業者で、メーカー側は製品を販売して利益を得るでしょうから、バージョンアップに資本を使っていては、端末毎の利益が減る一方でしょう。


イムリーな話題としては、auIS01はバージョンアップ対応するのをやめたようです。
性能などの問題を取り上げているようですが、そこまで資本を使ってペイできるかどうかというのもあるんじゃないでしょうかね。先行投資的に、そこはあまり考えてないのかな??


iPhoneの場合は、端末の先にあるサービス(iTunesやAppStoreなど)も提供しているので、iOSをバージョンアップ、iPhoneiPadのシステムも同時に開発、という所に資本を掛けても成り立ちます。
だから定期的に、ほぼ新しい機能を利用者は享受できます。


まぁ、スマートフォンを2年に一度買い換えてもらうという事を前提に考えれば、
バージョンアップ対応は1回か2回行えばいいという計算になるかもしれませんが、
メーカーにとっては今のままでは結構な負担になりそうです。


継続的な収益を出す為にも、独自のアプリ配信やコンテンツの流通システムを作ったりしていっているようですが、
サービスがバラバラでは、利用者側としては統一性もなく不便ではないのかな?と思います。


ちなみにこの冬、パソコンも使った事のない私の両親には、iPhoneを使い始める予定です。
なぜなら、直感的な操作性や、出てくる文字など思想が統一しているので分り易いからです。
多分、1年経っても2年経っても、使っていれば私の両親でも使えると思います。
そういった所は、Appleは本当に良く考えぬいているんだなとよく感じます。


そんな事を考えながらも、Androidのおかげでスマートフォンが更に活気づいてきていて、Galaxy Sなども良く出来ていますし、IS03はこれまでの携帯電話的な機能が色々と付いているし、これからが楽しみです。