Googleブックスをナレッジベースとして活用する

昨日Googleブックスについて記事を書きました。
自分の興味のある言葉、調べたい事から書籍を探し出せるのは素晴らしい事だと思います。


そしてふと、普段は知らない事があればGoogleで検索して情報を探すか、Wikipediaで検索して意味を調べたりするけど、これをGoogleブックスで検索したら??と思いました。


例として「クラウド」という単語を検索してみます。
「よく単語は聞くし、なんとなく雰囲気は分かるけど、結局これって何なんだろう?」
と思いながら検索してみます。


まずはGoogle検索。

1番目はWikipediaでした。
その後も@ITなどによる、よくまとめられている「クラウドというのは何なのか?」という記事が多数表示されます。
それ以外では、ブログなど「クラウド」に対して思っている事などが書かれた記事が表示されています。


次にWikipedia

Wikipediaは、総括的に良くまとめられています。
ここを見れば、大体の事は知る事が出来ます。


最後にGoogleブックス

クラウド」という単語に関わる書籍が表示されています。


一見同じような検索結果ですが、実は結構違う。
クラウド」そのものの概要を掴むにはGoogle検索とWikipediaが非常に役立ちます。
しかしGoogle検索では単語の意味以外だと、どこの誰かわからない人の見解や意見や、広告や企業のサイトがあまりに多いため、何を見ればいいのか分かりません。


意味を調べたいだけなら辞書サイトでもいいですが、「一体なんなのか?」という問いにの中には、おそらく
 「何を皆騒いでいるのか?」
 「どういう可能性を秘めているのか?」
 「これからどうなるのか?」
 「何か世の中を変化させるようなものなのか?」
といった、多くの疑問を持っている事が多いと思います。


そこでGoogleブックスで検索すると、専門家が体系的にまとめた書籍が結果として出てきます。
部分部分の文章は見る事が出来るので、多くのの専門家の意見を、横断的に、色んな視点から知る事が出来ます。


これをGoogle検索で行うのは現実的ではありませんし、Wikipediaも同様です。
当然、より深く知るにはGoogleブックスの検索だけでは足りませんが、知りたい事を探るにはとても有用な方法だと思います。


これって、非常に高度なナレッジベースが公開されていると言えるのではないでしょうか?
まぁ、元々GoogleGoogle の使命は、Google 独自の検索エンジンにより、世界中の情報を体系化し、どこからでもアクセス可能なものにすることです。」と言っていますし、地図やニュース、HPなどもその一環ですからね。
後は利用者側がどれだけこれらの情報を活用出来るかですね。