ソーシャルがブラウザに融合するという事

Rockmeltを少し使ってみて、ザッカーバーグが言っていた「全インターネットはもっとソーシャル化されるべきだ」という事の意味をほんの少し感じ取れた気がします。


RockmeltはChrominiumをベースに作られたブラウザというのは昨日も書きましたが、Chromeブラウザと違い、考え方のベースがソーシャルなんですね。
下図が大まかなRockmeltの構成で、ブラウザの上下左右が全てFacebook化されています。

一般的なブラウザ機能は、そのソーシャル部分に囲まれるような位置にいます。


上下左右の枠の部分を見ていくと、例えば左はChromeFacebookを開いた時の画面で、右がRockmeltで開いた時の画面です。
見ての通り、「お知らせ」や「メッセージ」などのアイコンが、Rockmeltの場合は左上に常時表示されている為、「ブラウザ」部分には表示されていません。


上部にはFacebookの「Share」ボタンが常に表示されており、現在表示しているサイトをすぐに投稿する事が出来ます。


左にはそのまま投稿するアイコンもあったり、


右のバーには常に友人のアイコン一覧が表示されています。
右下のアイコンをクリックすれば、アイコンだけでなく名前なども表示され、


アイコンをクリックすると、下部に友人毎にタブ表示されて、そのままチャットが出来るようになっています。


更にアドレスバーでは、ChromeではGoogle検索が出来るようになっていますが、Rockmeltでは検索に加えて友人の検索にも利用出来るように作られています。


全てはソーシャル、というかFacebookをベースに作りこまれていて、ブラウザという概念を覆されたような感じです。
少なくとも私は、これまでのブラウザの概念としては、「ネットを利用する為のもの」でしたが、「人との繋がりで社会的活動をする為にネットを利用するもの」という感覚があります。


今後、Google+が飛躍的にユーザー数が増えて行った時、ソーシャルブラウザというものがどう変移していくかも楽しみです。